10000時間への挑戦

元自衛隊志願者が1万時間絵を描き続ける工程を記録するブログ

雨後のかぼちゃ

皆さまご機嫌麗しゅう、楽天から配当金が振り込まれて上機嫌なワタシです。

妹に知れる前に、このお金で自分用の卓上画版を買いました。

折り畳み式、14段階の角度調整機能付きです。

 

これまではネストテーブルにレザーマットと下敷きを敷いた上で描いておりましたが、これにより適切な角度をつけられるようになりました。

おかげで首と腰の負担が大幅に軽減され、作業中には気付きにくかった線の歪みも大幅に抑制できます。

自分や作業環境に投資するのって、本当に良いものですね。

 

 

【以下、本文】

先日、ちまちまと描き続けてきたノル香の漫画をついに完成させることができました。

今後水曜日の更新では、これまでオマケとして扱ってきた内容を主題にしようと思います。

 

現在進行中の課題は、【複数人数のイラスト(3人編)】

それでは早速参りましょう。

 

 

 

まずはいつものパターン。

“だれが、どこで、なにをしているのか”をはっきりさせます。

(可能であれば、そのイラストで何を伝えたいのかを決めると理想的)

 

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それらが決まったら、被写体が一番よく映る構図を試行錯誤し、できれば紙に数パターン分のスケッチをしましょう。

ワタシはいつも、1枚のイラストを描く前に5~20くらいのスケッチを繰り返します。

今回はこれに決めました。

 

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被写体は“赤すけ、邪公乱たん、浮浪乱たん”の3人。

場所は、“ピクニックで行った公園の芝生”。

していることは、“記念写真の撮影”。

 

 

今回はここからが重要。

多人数を同一キャンバス内に収める際の、大きさ合わせに関しまして。

前々回のイラストを作成するにあたってご説明した方法を応用します。

 

今回は最初に基準線を引かず、イラストの主役となる存在の1人を先に描いちゃいます。

赤すけ、邪公乱たん、浮浪乱たんの3人がそれにあたるわけですが、ぶっちゃけ誰でもいいです。

今回はセンターを取っている赤すけにしましょう。

 

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はい、とりあえずアタリを取り終えました。

この次がとても重要。

今回は、この赤すけに基準線としての役割を持ってもらいます。

 

赤すけの身長は135㎝。人の座高は身長×0.55であることが一般的。

なので、この姿勢の赤すけの高さは74.25㎝くらいになります。

 

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基準線のお話しを覚えていてくださっている方ならもうお分かりのはず。

あの手順を踏めば、このキャンバス内の好きなところに74.25㎝を割り出すことができるようになりました。

 

今回の基準となる74.25㎝の高さを2倍にしたり、半分にしたり、10分割して1目盛りずつ数えたり。

基準が1つできれば自由自在です。

 

これで赤すけの大きさを基準に、他の2人や背景の小物を描く道しるべができました。

 

 

次に進みましょう。

邪公乱たんの身長は、赤すけと同じ135㎝。ただ、座り方や上半身の姿勢が違うので多少の加減が必要です。

 

 

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浮浪乱たんは先の2人より2㎝だけ背が高いですが、誤差の範囲です。あまり気にしなくていいでしょう。

 

 

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ここでちょっと余談。

姿勢による高さの違いについて。

 

赤すけのように、お尻を地面につけた座り方と、浮浪乱たんのように、お尻を地面につけない座り方。

この2つの姿勢による身長差について、調べたことをちょっとだけ解説いたします。

 

 

2人は身長こそ近いものの、その姿勢は明確に違うので、地面から頭までの高さにも違いが出てきそうです。

 

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これは座高の求め方だけでは割り出せないので、ワタシが実際に同じ姿勢を取って、地面から頭までの高さを計測してみました。

 

結果、どっちの座り方でも大体同じでした。

浮浪乱たんの方がお尻の位置が高い分、高さがありそうでしたが、上体を前に倒す兼ね合いで、結果的に身長差が出にくいみたいです。

 

 

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今回はここまで。

次回はこの続きからお話しいたします。

 

 

今週もよろしくお願いします。

お疲れ様でした_(・ω・_)⌒)_

 

 

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内容は全く同じですが、よろしければ遊びに来てやってくださいませ_(・ω・_)⌒)_

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